👉この記事のポイント
- 人事評価システムとは?
「人事評価システム」は、社員の目標設定、人材配置や評価システムといった人事評価に必要な機能を搭載したシステムを指します。人事評価システムを用いることで、より効率的に人事評価を行うことが可能です。
- 人事評価システムの主な機能
人事評価システムで行える主な機能は、「評価過程・評価結果の可視化」「人事評価シートのシステム上で活用できる」「紙やエクセルへの出力」の3つです。
- おすすめシステム30選
数ある人事評価システムの中から、「評価ポイント(株式会社シーグリーン)」「CYDAS PEOPLE(株式会社サイダス)」を含む30個のシステムをご紹介します。
人事評価システムとは?
「人事評価システム」は、社員の目標設定、人材配置や評価システムといった人事評価に必要な機能を搭載したシステムを指します。人事評価システムを用いることで、より効率的に人事評価を行うことが可能です。
人事評価とは
人事評価とは、一定期間における社員の業績や仕事態度を企業の評価基準に基づいて評価することです。評価の結果は昇進や昇給につながるため、社員の成果に基づいた公平な評価が重要です。
人事評価システムの必要性
従来では、紙やエクセルファイルなどを用いて評価シートを作成・管理していたので、評価データの回収や管理に追われ、本質的な評価やマネジメントを行う時間の確保が難しいという課題がありました。
一方、評価システムを導入した場合では、ファイルなどの評価データの作成・管理の時間が削減されたことで、フィードバックなどの本質的なものに時間を割くことが可能です。
さらに人事評価システムにより、評価結果をデータ化することでペーパーレスな人事評価が可能となり、大幅なコストダウンが見込めます。
人事評価システムの主な機能
人事評価システムは、単なる評価記録の電子化にとどまらず、組織全体の人材マネジメントを支える多機能なプラットフォームへと進化しています。本章では、評価業務を正確かつ効率的に進めるために搭載されている主な機能を解説します。これらの機能を理解しておくことで、自社に必要なシステム要件を明確にしやすくなります。
①目標管理機能
従業員の業務目標を設定し、達成度を定期的に確認できる機能です。MBO(目標による管理)やOKR(目標と主な成果)などのフレームワークに対応しており、組織全体の方向性と個人の行動を結びつけるのに役立ちます。
②評価シート作成・管理機能
人事評価に必要なシートをシステム上で作成・運用できる機能です。コンピテンシー評価や360度評価など、企業独自の評価制度に対応した柔軟なシート設計が可能です。
③評価プロセス管理機能
評価の進行状況を可視化し、期日や手続きの抜け漏れを防止します。評価依頼やリマインド、承認フローの自動化により、担当者の工数削減と運用の標準化が期待できます。
④フィードバック・面談支援機能
上司と部下の1on1面談やフィードバックの記録を支援する機能です。面談内容をログとして蓄積することで、評価の裏付けや育成支援にも活用できます。
⑤人材データベース・分析機能
評価データをはじめ、スキル・経験・資格などの人材情報を一元管理できます。蓄積されたデータを活用し、昇進・異動・育成など人事施策の戦略的判断をサポートします。
人事評価システムを導入するメリットは?
人事評価システムの導入は、単なる業務のデジタル化にとどまらず、人材マネジメントの精度やスピードの向上にもつながります。ここでは代表的な7つのメリットを紹介します。
- 評価の属人化を防ぎ、基準を統一できる
- フィードバックが迅速かつ的確に行える
- 社員の納得感が高まり、モチベーション向上につながる
- 評価データを人材戦略に活用できる
- リモート環境でも公平な評価運用が可能になる
- 紙やExcelの管理が不要になり、運用コストを削減できる
- 人材配置の判断を、定量的な裏付けをもとに行える
それぞれについて詳しく解説します。
評価の属人化を防ぎ、基準を統一できる
人事評価システムを導入することで、評価基準やプロセスの標準化が可能になります。これにより、評価者ごとの判断のばらつきや主観に頼った評価を減らすことができ、公平性を保ちやすくなります。
従来の紙やエクセルによる評価運用では、評価シートの記入内容や基準の理解度に個人差が生じやすく、結果として「同じ成果でも評価に差がある」といった社員の不満を生みがちでした。
システム上で評価基準を明示し、全評価者が同じフローで進行できる環境を整えることで、属人化を防ぎ、組織としての納得性ある評価体制を築くことが可能です。
フィードバックが迅速かつ的確に行える
人事評価システムを活用すれば、評価結果の集計や整理にかかる時間を大幅に短縮できます。その分、マネージャーや評価者はフィードバックに集中でき、評価後のコミュニケーションがスムーズになります。
特にクラウド型のシステムでは、評価結果がリアルタイムで反映されるため、タイムラグなく面談や指導に活かすことが可能です。評価の意図が正しく伝わりやすくなり、社員の成長を促進する有効な仕組みとして機能します。
社員の納得感が高まり、モチベーション向上につながる
人事評価の納得感は、社員のモチベーションやエンゲージメントに直結します。システム化によって評価基準や評価コメントが可視化されることで、社員は「なぜこの評価なのか」を理解しやすくなります。
曖昧さが排除され、透明性が確保されることで、評価に対する信頼感も高まりやすくなります。その結果、社員が目標に対して主体的に取り組む姿勢が醸成され、組織全体のパフォーマンス向上にもつながります。
評価データを人材戦略に活用できる
人事評価システムでは、過去の評価履歴やフィードバック内容を一元管理できます。これにより、特定社員の成長傾向やスキル変化を時系列で分析することが可能になり、感覚に頼らない人材育成の意思決定が実現します。
また、組織単位や部署別に評価データを集計・比較することで、課題の傾向や育成ポイントも見えてきます。戦略的な人材配置や教育施策の検討材料としても、高い効果を発揮するのがシステム導入の大きな魅力です。
リモート環境でも公平な評価運用が可能になる
テレワークやハイブリッド勤務が普及するなかで、対面中心の評価方法には限界が生じつつあります。人事評価システムを活用すれば、場所にとらわれず、オンラインで評価プロセスを完結できます。
クラウド上で進捗管理やコメント記入が可能なため、上司と部下が直接会わなくても、適切な評価とフィードバックの運用が成立します。働き方の多様化に対応しつつ、公平性の高い人事評価を維持するための有効な手段です。
紙やExcelの管理が不要になり、運用コストを削減できる
従来の評価運用では、紙やExcelによるシートの作成・配布・回収・ファイリングといった業務が煩雑で、人的コストも高くついていました。システムを導入することで、これらの作業を一括で効率化できます。
データの回収・集計が自動化されることで、担当者の作業時間を大幅に短縮可能です。また、評価シートの紛失リスクや情報漏洩の心配も軽減できるため、コスト面・リスク面の双方で導入効果は大きくなります。
人材配置の判断を、定量的な裏付けをもとに行える
評価システムに蓄積された社員のスキルやパフォーマンスデータを活用することで、人材配置や登用の判断がより正確に行えるようになります。属人的な印象や記憶に頼るのではなく、定量的な裏付けをもとに検討できるのが特長です。
プロジェクトの適任者選出や管理職登用、人材育成の計画立案などにおいても、データ活用の有無は大きな差を生みます。組織の戦略的人材活用を支えるインフラとして、評価システムの導入は非常に有効です。
人事評価システムを導入するデメリットは?
人事評価システムは多くの利点を持つ一方で、導入にあたってはいくつかの注意点やリスクも存在します。効果的な運用を実現するためには、事前にこうしたデメリットを理解し、対策を講じることが重要です。ここでは代表的な3つの懸念点について解説します。
- 情報漏洩リスクへの対処が必要となる
- 導入・運用にかかるコストが高くなりがち
- 制度とシステムの整合性が取れないと形骸化する
それぞれについて詳しく解説します。
情報漏洩リスクへの対処が必要となる
人事評価システムでは、社員の評価結果や個人情報を多く扱うため、情報漏洩のリスクには常に注意が必要です。特にクラウド型のシステムを採用する場合、外部のサーバーに情報を預けることになるため、提供ベンダーのセキュリティ対策が信頼できるかどうかを事前に確認する必要があります。
また、社内においてもアクセス権限の管理が不十分だと、不要なトラブルを招く可能性があります。システム導入時には、技術面・運用面の双方からセキュリティポリシーを設けておくことが求められます。
導入・運用にかかるコストが高くなりがち
高機能な人事評価システムほど、導入費用や月額料金が高額になりやすい傾向があります。また、初期導入時には、制度設計の見直しや評価者・社員への説明コストも発生するため、全体的なコストを把握しておくことが大切です。
自社にとって不要な機能まで含めて契約してしまうと、使い切れないまま費用だけがかさむケースもあります。あらかじめ「導入の目的」と「必要な機能」を明確にして、段階的な導入も検討しましょう。
制度とシステムの整合性が取れないと形骸化する
評価制度が未整備の状態でシステムだけを導入しても、運用がうまくいかず、現場で形骸化してしまう恐れがあります。たとえば、評価基準が曖昧なままだと、どれだけシステム化しても公正な運用にはつながりません。
システムはあくまで「運用を支援する道具」であるため、自社の評価制度や人材方針が明確に定まっていることが前提になります。導入前には、制度との整合性を見直し、必要があれば制度側の見直しも行いましょう。
人事評価システムの導入前に確認すべきこと
人事評価システムの導入は、単にツールを導入するだけで完了するものではありません。制度や運用体制、スケジュールなどの事前準備が不十分だと、現場に定着せず形骸化してしまう恐れもあります。ここでは、導入前に必ず確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
- 導入目的の明確化
- 導入時期の検討
- システム化する業務範囲の明確化
- 運用ルールの設計と社内体制の整備
ここからは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
導入目的の明確化
最初に行うべきは、システム導入の目的を明確にすることです。「何を解決したいのか」「どのような変化を期待するのか」が曖昧なままだと、機能選定や導入後の運用がブレてしまいます。
例えば、「評価の属人化をなくしたい」「フィードバックを強化したい」「育成方針をデータで管理したい」など、自社の課題に沿った目的設定を行いましょう。目的が明確であれば、必要な機能やサポートの範囲も自然と明らかになります。
導入時期の検討
人事評価システムの導入は、制度改定や評価サイクルのタイミングと重なると現場の混乱を招きかねません。評価時期の直前に導入するのではなく、余裕を持ったスケジュール設計が重要です。
また、システムの選定から稼働までにはカスタマイズや社内調整を含めて数か月かかるケースもあります。年度初めや半期区切りなど、社内の業務と自然に連動するタイミングを見定めましょう。
システム化する業務範囲の明確化
人事評価のどのプロセスをシステムで管理するかを明確にすることも欠かせません。目標設定だけなのか、1on1や中間面談の記録まで含めるのか、それとも評価結果の反映・人事異動判断までを対象にするのか──範囲によって必要な機能やシステムの種類も変わってきます。
部分的な導入から始めて、徐々に運用範囲を広げていく方法も選択肢のひとつです。
運用ルールの設計と社内体制の整備
システムはあくまで「仕組み」であり、現場でスムーズに運用されるためには、明確なルールと担当者の配置が必要です。たとえば、評価の締切管理、閲覧・編集権限の設定、フィードバックの提出義務など、具体的な運用ルールを決めておきましょう。
また、評価者・被評価者ともにシステムを正しく理解して使えるよう、説明会やマニュアル整備などの事前準備も欠かせません。
【6ステップ】人事評価システムの導入手順
人事評価システムを導入する際に6つのステップがあります。

それぞれについて詳しく解説します。
目的や課題を洗い出す
自社の人事評価が抱えている課題、企業理念や目的などを洗い出します。そこからどんな人事評価システムを導入するべきかを検討します。
自社の評価制度を見直す
次に、自社の評価制度を見直します。サービス導入後に評価制度などの変更があると、導入したシステムの活用に支障が出る場合があります。
企業理念や人事戦略、社員の能力やスキル、業務内容などを考慮に入れ、最適な評価制度を設計しましょう。
必要な機能を明確にする
自社にとって、人事評価システムのどういった機能が必要かを検討します。また、自社にとって必要のない機能も明確にしておくとよいでしょう。必要ない機能を明確化することで、時間・料金コストの削減に繋がります。
人事評価システムを選定する
人事評価システムには、さまざまな機能があります。自社の要件に合ったサービスを選定することが重要です。
サービスの機能や内容、サポート体制が適切であるかなどを考慮して検討しましょう。さらに、実績や価格なども比較すると良いでしょう。
新しい評価制度を社員へ周知する
新しい人事評価システムを全従業員に周知します。導入目的やメリット、評価方法、運用方法などを説明しましょう。新しい人事評価に対して、社員が不安を抱く可能性があります。そのため、研修や説明会を実施し、社員が新しい評価制度を理解し、納得することを目指しましょう。
人事評価システム運用を開始する
新しい評価システムの運用を開始します。導入から浸透するまで、ある程度の時間を要することに注意しましょう。運用開始後も、定期的に評価制度を見直し、必要に応じて改善を行いましょう。
人事評価システムの選び方
人事評価システムは、各社の制度や体制に応じて適切な製品を選ぶ必要があります。導入後に「思っていた運用ができない」「現場に定着しない」といった事態を防ぐためにも、複数の観点から慎重に比較検討することが重要です。ここでは、選定時にチェックすべき6つのポイントを紹介します。
- 導入目的に合った機能が備わっているか
- 自社の業務プロセスと適合しているか
- 既存の人事・給与システムと連携できるか
- 運用人数や拠点数に応じたスケーラビリティがあるか
- 操作性とUI/UXが現場で使いやすいか
- サポート体制が充実しているか
自社に合ったシステムを見極めるために、まずは「導入目的」との一致度から見ていきましょう。
導入目的に合った機能が備わっているか
最も重要なのは、システムが自社の課題を解決するための機能を備えているかどうかです。評価の属人化を防ぎたいのか、フィードバックの質を高めたいのか、人材配置の判断材料を増やしたいのか──目的が明確であれば、必要な機能も自然と絞り込めます。
機能の豊富さに目を奪われるのではなく、「目的に対して効果を発揮するかどうか」を基準に見極めることが大切です。
自社の業務プロセスと適合しているか
人事評価の流れや対象範囲は企業によって大きく異なります。目標設定から中間面談、最終評価、昇給反映まで一連をカバーしたいのか、一部工程だけで十分なのかを把握したうえで、それに対応したシステムを選びましょう。
また、システムに合わせて運用を変えるのか、運用に合わせてシステムを選ぶのかといった観点でも、社内の方針を事前にすり合わせておく必要があります。
既存の人事・給与システムと連携できるか
評価データは、最終的に昇給・昇格・異動などの意思決定に直結します。すでに導入している人事管理システムや給与計算ソフトと連携できるかどうかも、選定の際に見逃せないポイントです。
システム連携が不十分だと、結局手作業でのデータ移行が必要になり、ミスや工数の増加を招く恐れがあります。API連携の可否やCSV出力機能の有無なども確認しておきましょう。
運用人数や拠点数に応じたスケーラビリティがあるか
企業規模によって最適なシステムは異なります。数十人規模であればシンプルで低価格なツールでも十分な場合がありますが、数百~数千人規模になると、拠点間での評価進捗管理やロール設定の柔軟性が求められます。
将来的な人員拡大も見据えたうえで、スモールスタートからスケールできる仕組みがあるかどうかも確認すると安心です。
操作性とUI/UXが現場で使いやすいか
どれだけ高機能でも、実際に使用する現場の評価者や従業員が使いこなせなければ意味がありません。操作画面が直感的であるか、入力・確認・フィードバックの一連がスムーズに行えるかを確認しましょう。
無料トライアルを活用して、実際の操作感や導入前後の業務イメージを検証しておくと、導入後のギャップを減らすことができます。
サポート体制が充実しているか
導入後には、制度変更への対応や新たな評価フローの追加などが発生するケースもあります。システムに不具合が生じた際の対応スピードや、制度設計の相談ができるかどうかなど、ベンダーの支援体制も重要な評価軸です。
初期導入支援だけでなく、運用後も寄り添ってくれるパートナーかどうかを見極めることで、長期的な運用成功につながります。
【33選】おすすめの人事評価システムは?
人事評価システムには多種多様な製品があり、導入目的や自社の体制に合ったものを選ぶことが成功の鍵です。ここでは、特に実績や機能性、ユーザビリティに優れた33の人事評価システムを厳選して紹介します。各ツールの特長や料金情報も掲載していますので、比較検討の参考にしてください。
▰評価ポイント(株式会社シーグリーン)

出典:)株式会社シーグリーン
評価ポイントは、低コストかつシンプルな構成で、導入しやすさと日々の評価の可視化を両立するクラウド型人事評価システムです。評価業務に必要な基本機能を備えつつ、直感的に使えるUIも特徴です。
特徴
- 人事評価において必要な基本機能を標準搭載
- 利用者100名で月額30,000円と、コストパフォーマンスが高い
- 毎日の達成状況をグラフ化し、視覚的に進捗を把握可能
料金
- 利用者数:100名
- 月額料金:30,000円
▰CYDAS PEOPLE(株式会社サイダス)

出典:)株式会社サイダス
CYDAS PEOPLEは、社員情報の一元管理を起点に、評価・キャリア支援・配置シミュレーションなどを含むタレントマネジメントを総合的に支援するクラウド型人事システムです。誰もが直感的に使えるUIと、リアルタイムな人材データ分析機能が特徴です。
特徴
- 社員情報を一元化し、評価・配置・育成・キャリア支援を統合管理
- 「いま」の人材データを活用し、戦略人事を加速
- 社員全員が使いやすいUI/UXで、現場定着率が高い
料金
- 公式サイト上では非公開。利用規模や機能構成により個別見積もり
▰カオナビ(株式会社カオナビ)

出典:)株式会社カオナビ
カオナビは、顔写真ベースで社員情報を直感的に把握できるクラウド人材管理システムです。360度評価や1on1など多様な評価手法に対応し、スキル・適性・実績を一元管理することで、戦略的な人材配置や育成を支援します。
特徴
- 顔写真付きの社員一覧で視覚的に認知しやすく、管理がスムーズ
- 360度評価・1on1・コンピテンシー評価など多様な制度に対応
- スキルや能力が可視化され、人材マネジメントの精度が向上
料金
- 初期費用および月額利用料は企業規模・機能により個別見積もり
▰スマカン(スマカン株式会社)

出典:)スマカン株式会社
スマカンは、人材情報を一元管理し、評価・配置・育成などの人材マネジメントを効率化するクラウド型人事システムです。クラウド型に加えて、官公庁向けやオンプレミス型など、導入形態の柔軟さも特長です。
特徴
- クラウド型、官公庁特化型、オンプレミス型の3タイプを提供
- スキル・評価・配置などの人材情報を一元化し、運用効率を向上
- ITリテラシーが高くなくても簡単に操作可能なユーザー設計
料金
- 月額:50,000円~(カスタマイズ内容により変動)
▰タレントパレット(株式会社プラスアルファ・コンサルティング)
タレントパレットは、人材データを活用し戦略人事を実現する「人材データ活用プラットフォーム」です。直感的な操作性と高機能な分析ツールを兼ね備え、評価業務にとどまらない幅広い人事施策を支援します。
特徴
- 評価シート作成などの基本操作が簡単で、導入後すぐに使い始められる
- スキル・経歴・パフォーマンス等をもとに、詳細なデータ分析が可能
- 人事異動・組織再編のシミュレーション機能により、先を見据えた人事戦略を立案可能
料金
- 料金は非公開。詳細はお問い合わせにて案内
▰sai*reco(株式会社アクティブアンドカンパニー)
sai*reco(サイレコ)は、人事情報の一元管理に加え、組織図作成や評価制度の運用にも対応するクラウド型人事管理システムです。人事業務を効率化し、戦略人事の実現をサポートします。
特徴
- 人事データを一括で管理でき、更新・参照が容易
- 複雑な組織構成にも対応し、直感的な操作で組織図の作成が可能
- コンピテンシー評価、MBOなど多様な人事評価制度に柔軟対応
料金
- 初回導入費:400,000円
- 月額利用料:18,000円~
▰HRBrain 人事評価(株式会社HRBrain)

出典:)株式会社HRBrain
HRBrainは、直感的な操作性と豊富なテンプレートで、評価業務の効率化を実現するクラウド型人事評価システムです。評価業務の属人化を防ぎ、現場・管理者双方の業務負担を大幅に軽減します。
特徴
- 人事担当者だけでなく、従業員の入力工数も削減可能
- 評価の「甘辛調整」ができ、フィードバック精度の均一化を図れる
- シンプルで使いやすいUIにより、誰でも直感的に操作可能
料金
- 月額:39,800円~(利用人数・機能によって変動)
▰あしたのクラウドHR(株式会社あしたのチーム)

出典:)株式会社あしたのチーム
あしたのクラウドHRは、累計4,000社以上の導入実績を持つ人事評価クラウドシステムです。コンピテンシー評価をはじめとした多様な評価制度に対応し、制度設計からシステム運用までトータルで支援します。
特徴
- 4,000社以上の企業に導入された豊富な実績
- コンピテンシー評価の設計・操作が簡単で、現場に定着しやすい
- 評価制度の構築支援を含めたコンサルティングサービスも提供
料金
- 月額利用料:25,000円~(機能・人数によって変動)
▰HRMOS タレントマネジメント(株式会社ビズリーチ)

出典:)株式会社ビズリーチ
HRMOS タレントマネジメントは、従業員の詳細な情報管理と分析を通じて、戦略的な人材活用を支援する人事プラットフォームです。情報の一元化により、効率的なタレントマネジメントが可能です。
特徴
- 過去のデータを含めた従業員の情報を広範に管理・可視化
- 個人情報や役職・異動履歴などの変更をスムーズに更新可能
- 人事業務を効率化するオートメーション機能を多数搭載
料金
- 料金は非公開。詳細はお問い合わせにて案内
▰P-TH / P-TH+(AJS株式会社)

出典:)AJS株式会社
P-THおよびP-TH+は、従来のExcel評価シートをそのまま取り込み可能な設計が特長で、評価業務のシステム化をスムーズに進めたい企業に適しています。評価データの蓄積と進捗管理により、業務の可視化と効率化を支援します。
特徴
- 既存のExcel評価シートを取り込めるため、スムーズにシステム導入が可能
- これまでの評価結果を一覧形式で簡単に確認できる
- 評価データの蓄積により、各社員の評価進捗を把握・分析可能
料金
- 初期費用:1,000,000円~(160名利用時の目安)
- 別途保守費用あり
▰人財成長支援システム モノドン(株式会社くじらシステム開発)

出典:)株式会社くじらシステム開発
モノドンは、企業ごとの独自性の高い人事評価制度や業務フローに柔軟に対応できるカスタマイズ性の高い人財成長支援システムです。評価制度だけでなく、社内の他システムとの連携にも対応しています。
特徴
- 一般的でない特殊な評価制度にも対応できる柔軟な設計
- 企業独自の人事制度や運用ルールを反映可能
- 既存の業務システムとのデータ連携にも対応しやすい
料金
- 料金は非公開。詳細はお問い合わせにて案内
▰CBASE 360(株式会社シーベース)

出典:)株式会社シーベース
CBASE 360は、360度評価に特化した人事評価システムで、マルチアングルでの評価によって自己認知を高め、組織全体のフィードバック文化の醸成を支援します。リマインド機能や自動レポート生成機能など、業務効率化を促進する機能も充実しています。
特徴
- 360度評価により、多方面からのフィードバックを通じて自己理解を促進
- リマインド機能や自動レポート出力により、運用負担を軽減
- 目標設定シートをオンラインで管理可能で、評価の透明性を確保
料金
- ライトプラン:180,000円〜(プラン内容により変動)
▰HR-Platform(フォスターリンク株式会社)

出典:)フォスターリンク株式会社
HR-Platformは、MBO(目標管理)をはじめとする多様な評価制度に対応した人事評価システムです。評価の進行状況や内容を可視化することで、透明性の高い評価運用を実現します。導入後の運用支援も充実しています。
特徴
- 評価プロセスをシステム上で可視化し、進行状況を把握しやすい
- 組織目標と個人目標を連動させることで、戦略に沿った評価が可能
- 導入後もエンジニアが伴走し、運用支援を継続的に提供
料金
- 初期費用:500,000円
- 月額利用料:50,000円
▰jinjer(ジンジャー)人事労務(株式会社jinjer)

出典:)株式会社jinjer
jinjer(ジンジャー)人事労務は、人事・労務管理業務の効率化を実現するクラウド型システムです。人事情報の一元化だけでなく、リアルタイムでの可視化や組織図シミュレーションにも対応し、直感的な操作性で現場を支援します。
特徴
- 人事データを一元管理し、属人化を防止
- 人事情報をリアルタイムで可視化し、スムーズな更新が可能
- 従業員の顔をアイコン表示することで、組織図を視覚的に把握・シミュレーション可能
料金
- 月額:400円(1ユーザーあたり)
▰MINAGINE(株式会社ミナジン)

出典:)株式会社ミナジン
MINAGINEは、ベンチャー企業や中小企業に特化したクラウド型人事評価システムです。シンプルな導入フローと実践的な評価項目により、少人数組織でもスムーズに運用を開始できます。
特徴
- ベンチャー・中小企業向けに最適化されたクラウド型評価システム
- 初期設定済みの推奨評価項目により、即時運用が可能
- 従業員データを一元管理し、評価履歴や目標管理も可視化
料金
- 初期費用:200,000円
- 年額:120,000円(利用人数により変動)
▰人事評価ナビゲーター(株式会社日本経営)

出典:)株式会社日本経営
株式会社日本経営が提供する「人事評価ナビゲーター」は、中小企業を主な対象としたクラウド型の人事評価システムです。紙やExcelによる評価運用からの脱却を支援するシンプルな設計が特徴で、操作性と定着性を重視しています。導入企業は500社を超え、実績も豊富です。
特徴
- 業界でも低価格帯の月額5,500円(税込)~で導入可能
- 制度構築から評価運用まで、コンサルノウハウを反映した設計
- 紙やExcelからの移行に強く、直感的なUIで現場に定着しやすい
料金
- 初期費用:110,000円~
- 月額利用料:5,500円~(2機能プラン)、8,250円~(3機能プラン)
▰MONJU(コムネット株式会社)

出典:)コムネット株式会社
MONJUは、教育業界を中心に展開している人事評価システムで、教職員向けの評価制度に対応した機能を備えています。評価基準や評価シートのカスタマイズ性が高く、複雑な評価制度でも柔軟に対応可能です。
特徴
- 教育機関に特化した人事評価システム
- 教職員・自治体向けの評価制度に対応
- 評価フロー・帳票の柔軟なカスタマイズが可能
料金
- 料金は要問合せ
▰SmartHRタレントマネジメント(株式会社SmartHR)

出典:)株式会社SmartHR
SmartHRタレントマネジメントは、従業員情報を一元管理しながら、スキル・目標・評価データを活用した戦略的人材マネジメントを支援するクラウド型システムです。SmartHRの人事労務プラットフォームとのシームレスな連携が可能です。
特徴
- 評価、1on1、スキルマップ、キャリア管理まで対応
- SmartHRの他サービスとデータ連携が容易
- 目標管理(MBO/OKR)やピープルアナリティクス機能も充実
料金
- 初期費用・月額ともに個別見積もり
▰One人事(One人事株式会社)

出典:)One人事株式会社
One人事は、入社から退職までの人事労務・給与・評価を一元管理できるクラウド型統合人事システムです。評価業務もタレントマネジメントと連携しており、育成・配置判断までを一貫して支援します。
特徴
- 人事・労務・給与・評価の業務をすべて一元管理
- 人材配置・育成を見据えたタレントマネジメント機能を搭載
- 60万人以上のユーザー実績と豊富な導入事例
料金
- 初期費用:個別見積もり
- 月額利用料:個別見積もり
▰ヒトマワリ(株式会社Touch&Links)

出典:)株式会社Touch&Links
ヒトマワリは、社員の人材データベースから人事評価・組織シミュレーション・BI分析までを網羅するクラウド型人事管理システムであり、特に中小企業において戦略人事を支える基盤として活用されています。
特徴
- 初期費用無料、月額2万円~という手頃な価格帯で導入可能
- 人材マスタ、評価、スキル管理、ワークフロー、組織シミュレーションと人事管理を横断的にカバー
- 人事データの可視化・分析を通じて経営と連動した「戦略人事」の実現を支援
料金
- 初期費用:無料~
- 月額利用料:約2万円~(プラン・人数により変動)
▰WiMS/SaaS 人事考課システム(株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー)
WiMS/SaaS 人事考課システムは、従業員情報・勤務データ・資格・スキル等を一元管理しながら、人事評価・考課プロセスをクラウド上で効率化するためのシステムです。ジョブ型評価・MBO・OKRにも対応しています。
特徴
- 幅広い評価制度(ジョブ型評価・コンピテンシー・MBO・OKRなど)へ対応可能
- 紙・Excel運用からの脱却を支援し、提出進捗の管理や未提出リマインド機能など運用面を強化
- 勤務管理・経費精算などバックオフィス機能との統合運用により、評価運用の効率化を実現
料金
- 初期費用:要お問い合わせ
- 月額利用料:要お問い合わせ(企業規模・導入範囲により変動)
▰GooooN(株式会社ビジネスネットコーポレーション)
GooooNは、中小・中堅企業向けに設計されたクラウド型の人事評価システムで、「目標管理・人事評価」「自己申告/キャリアプラン」「人財プロフィール照会」の3つの主要機能を通じて、社員の成長支援と人事運用の効率化を両立します。
特徴
- シンプルで使いやすく、現場の上司・部下が主体的に利用できる設計
- 初期設定の負担を抑え、スピーディな導入が可能
- 運用サポートが充実しており、人事担当者の負担軽減も見込める
料金
- 月額最低15,000円~という利用開始ハードルの低さも報告されています。
▰COMPANY シリーズ(株式会社Works Human Intelligence)

出典:)株式会社Works Human Intelligence
COMPANYシリーズは、大企業・グループ企業の複雑な人事・労務・評価制度に対応する統合型クラウド人事管理システムで、評価ワークフロー・人材データ管理・タレントマネジメント機能を幅広く備えています。
特徴
- 評価ワークフロー(目標管理・行動評価・多面評価)を柔軟に設計可能
- 人事情報管理から発令・異動・兼務・退職まで入社から退職までを一気通貫でカバー
- グループ会社・多制度の運用にも対応し、組織横断的な人事管理基盤を提供
料金
- 料金体系は導入規模・モジュール構成により個別見積もりとなるため、お問い合わせが必要です。
▰Rosic経営情報システム(インフォテクノスコンサルティング株式会社)
Rosic 経営情報システムは、財務・会計・人材情報など企業内の多様なデータを一元化し、経営・人事の意思決定を支援するプラットフォームです。
特徴
- 財務・会計・人材・組織等の異なるデータを統合し、BI/分析・可視化を実現。
- 人材関連データを「経営情報」として活用し、配置・育成・組織運営に資するアウトプットを提供。
- クラウド/オンプレミス双方に対応し、拡張性・柔軟性の高い導入が可能。
料金
- 導入規模・機能構成によって個別見積もり。
▰人材開発-SilkRoad Performance(タレンタ株式会社)

出典:)タレンタ株式会社
“Performance”は、評価・目標管理・360度評価・人材管理をクラウドで提供する人事評価・タレントマネジメントシステムで、複雑な人事制度にも対応可能な柔軟なワークフロー設計を特徴としています。
特徴
- 人事評価・目標管理・360度評価を短期間で導入できるクラウドサービス。
- 直感的なUIにより、マニュアル不要での運用が可能とされる。
- ワークフロー・レポートの柔軟性が高く、制度変更にも対応しやすい設計。
料金
- 費用目安:300万円〜(クラウド)/詳細は個別見積もり。
▰スキルナビ(株式会社ワン・オー・ワン)

出典:)株式会社ワン・オー・ワン
スキル管理を得意とするタレントマネジメント/人事評価システムで、社員のスキル・資格・能力を可視化し、評価・育成・配置を統合的に支援します。
特徴
- スキル・目標・評価・配置を一元管理し、タレントマネジメントを強化
- 360度評価やジョブ型評価にも対応し、多様な評価制度に適応可能
- 導入企業の多くがノーカスタマイズで利用できる高い標準機能を備える
料金
- 月額4万円~という価格帯あり(人数・機能により変動)
- 初期費用・詳細料金は個別見積もりとなります
▰Co:TEAM(株式会社O:)

出典:)株式会社O:
Co:TEAMは、1on1ミーティング・目標管理・人事評価を一元で管理できるパフォーマンスマネジメントSaaSです。ミッション・ビジョン・バリューと目標を連動させ、評価の流れを「見える化」することで、適正かつ納得感のある評価運用を実現します。
特徴
- 1on1や目標・フィードバックのログを評価プロセスに活用可能。上司・部下の認識齟齬を防止。
- MBO・OKR・360度評価など多様な評価制度に合わせて運用できる柔軟設計。
- 目標・評価・称賛・フィードバックを一つのプラットフォームで管理し、業務の効率化につながる。
料金
- 料金体系は非公開。公式サイトにて無料トライアルあり。
▰JOB Scope(デフィデ株式会社)

出典:)デフィデ株式会社
JOB Scopeは、日本企業に最適化されたジョブ型人事制度の構築と運用を支援するタレントマネジメントクラウドサービスです。組織・職務定義から採用・配置・育成・評価・報酬設計まで連動し、職務を中心に据えた人事運用を実現します。
特徴
- ミッション・ビジョン・職務を起点とした評価・賃金・育成が一気通貫。
- ジョブ型人事制度のテンプレートや賃金テーブルを備え、導入を効率化。
- 評価・目標・サーベイ・キャリアマネジメントを統合し、社員の成長と組織のパフォーマンス向上を支援。
料金
- 料金は個別見積もり。詳細は公式サイトにてお問い合わせください。
▰Goalous(株式会社Colorkrew)

出典:)株式会社Colorkrew
Goalousは、OKRを進化させた「GKA(Goal‑Key Result‑Action)」という手法を採用し、目標・業務・進捗を“見せる化”することで、チームエンゲージメントを強化する人事評価・目標管理システムです。
特徴
- 目標とその過程を全社で共有し、日々の活動を「オープンゴール」形式で可視化できる設計。
- 社内SNSやサークル機能により、進捗・成果・称賛をチームで共有し、心理的な壁を下げてフィードバックが活発化。
- 多国語対応・スマートフォン対応など、ハイブリッド/グローバルな働き方にも適した構成。
料金
- 月額30,000円~(詳細は組織規模・機能により個別見積もり)
- オプションとしてフィードバック機能・サークル機能・メッセージ機能などがユーザーあたり月額課金。
▰LaKeel HR(株式会社ラキール)

出典:)株式会社ラキール
「LaKeel HR」は、株式会社ラキールが提供する統合型クラウド人事システムで、人事・給与・勤怠・タレントマネジメント・評価を一つにまとめ、「戦略人事」を実行するためのプラットフォームです。
特徴
- 勤怠・給与・評価・入退社手続きなど、人事基幹業務を一元管理。
- タレントデータを可視化し、退職リスク予測・配置シミュレーションなど分析機能を搭載。
- クラウド型で拠点・勤務形態を問わず利用でき、カスタマイズ対応・法改正対応にも柔軟。
料金
- 料金は機能構成・利用人数によって個別見積もりとなります。
人事評価システムについてよくある質問(FAQ)
最後に、人事評価システムについてよくある質問をまとめてお伝えします。
評価項目の設計方法は?
自社の評価方針や目標に基づき、「業績」「能力」「行動」「態度」などの評価軸を定めます。制度全体の目的と一貫性を持たせることが重要です。
導入の費用はどれくらい?
システムの機能や従業員数によって異なりますが、クラウド型であれば月額数万円から、オンプレミス型の場合は初期費用100万円以上かかることもあります。
360度評価に対応しているの?
多くの人事評価システムは、上司・部下・同僚など複数の視点からフィードバックを得られる360度評価に対応しています。設定や匿名性の管理機能も充実しています。
目標管理(MBO・OKR)と連動できるの?
はい、近年の人事評価システムはMBOやOKRと連携し、目標設定・進捗管理・振り返りまでを一元管理できる機能を備えたものが主流です。
運用で失敗しないためのポイントは?
評価制度とシステムの整合性を取り、運用ルールを明確にしたうえで、事前に社内説明やトレーニングを行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。人事評価は社員の満足度や企業の業績に関わるもので、公平さが重要です。人事評価システムはその作業を効率化できる多くの機能を持ちますが、効果的に用いるためにはその導入目的を明確にし、企業に合った人事評価システムを選択することが重要です。
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