【10選】採用パンフレットの作成事例！内容や作り方のポイントを解説！

株式会社NTTデータ

引用元：株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータはシンプルですが、とても情報量の多いパンフレットとなっています。多様なグループ企業が存在するNTTデータらしいパンフレットです。

株式会社クボタ【高校生向け採用】

引用元：株式会社クボタ

続いては、株式会社クボタの高校生採用向けパンフレットを紹介します。今までの企業とは違い、高校生向けということで絵や図を多用したパンフレットであるのが特徴的です。研修期間の様子について写真を用いて漫画で説明されている点も画期的です。

三菱重工業株式会社

引用元：三菱重工業株式会社

三菱重工株式会社のパンフレットは、過去のものを含めて一覧で分かりやすく見ることができるようになっています。そして2024年のパンフレットに横で作られているものがあるのも特徴的です。最近、横向きのものをいくつか見かけますが差別化できるという点で魅力になります。また、事業所ごとのパンフレットもああり、とても丁寧な印象を受けます。

日本精工株式会社

引用元：日本精工株式会社

日本精工株式会社は、パンフレットのはじめに特徴である部品の写真を大きく載せていることが印象的です。読み手にどのようなイメージをつかんでほしいか、すぐにわかるのが魅力的です。また、女性や留学生、高専生向けパンフレットなど対象者ごとに細かく分けられているのもポイントです。

社会医療法人　頌徳会

引用元：社会医療法人　頌徳会

社会医療法人　頌徳会のパンフレットはイメージがつかみやすいように、細かく1日の流れを記載しているのが特徴です。利用している写真がすべて円形に切り取られている点に統一感が出ています。

厚生労働省

引用元：厚生労働省

続いては行政のパンフレットです。厚生労働省のパンフレットを見ると、入省した職員の方のインタビューがとても多く掲載されている点が特徴的です。「人」に注目している組織だということがわかるでしょう。そのほかにも、全体的に柔らかい印象を受けます。

農林水産省

引用元：農林水産省

行政のパンフレットとして農林水産省のものを紹介します。全体的に自然の写真が用いられていて、農林水産省のイメージと合っています。また、一つのパンフレットに幅広く情報が載っていて、これ1冊で求職者が求めている情報を補うことができます。

採用パンフレットの配布・活用方法

採用パンフレットは、単に作るだけでなく「どの場面で、誰に、どう届けるか」で効果が大きく変わります。ここでは、具体的な配布・活用方法について解説します。

合同企業説明会での配布の工夫

合同企業説明会は多くの学生・求職者に一度にアプローチできる場です。
パンフレットはただ配るのではなく、以下のような工夫が重要です。

学内説明会・OB訪問での活用

大学内での学内説明会や、OB・OG訪問の場でもパンフレットは有効です。

メール・採用サイトでのPDF配布のコツ

紙だけでなくデジタルでもパンフレットを届けると、広い層にリーチできます。

ターゲット・場面に応じて使い分ける

紙媒体とデジタル媒体の使い分けはとても重要です。

採用パンフレットにかかる予算・期間

採用パンフレットの制作に取り掛かるにあたり、気になるのがかかる予算・期間だと思います。本セクションで解説していきます。

採用パンフレットにかかる予算

採用難が続いている近年では採用広告媒体にかける予算が増加している傾向にあります。そして、パンフレットさ採用サイトでも差別化の求められる時代になってきていますが、コストはなるべく抑えたいと思います。そこで、制作コストの予算相場をまとめてみました。

採用パンフレット作成期間

採用パンフレットの作成期間は平均で約3ヶ月と言われています。その後、何回も見直し、修正をすると考えると、最低でも半年以上前からの準備が必要となります。

また近年、中小企業やベンチャー企業に強みであった通年採用を多くの大手企業も導入し始めたため、採用市場は激化しています。他の企業との差別化を図るためにも、なるべく多くの準備期間を設けると良いかもしれません。

採用パンフレットの構成内容

採用パンフレット必ず記載しなければならない要素はありませんが、取り入れるべき要素は存在します。そこで本章では、記載すべき要素を4つ紹介します。

それぞれについて詳しく解説します。

企業理念

企業の存在意義とあり方を言語化した企業理念を掲載します。しかし、企業理念を連ねるだけでは、誰も興味を持ちません。

社長の言葉や企業理念が誕生した背景も含めてストーリー仕立てだと候補者が興味を持つこともあります。また、こういったストーリーは応募者にとってトリビア的な発見が多いのです。

事業内容

事業内容は候補者が最も求めている部分です。事業内容を記載することで、入社後のイメージが膨らみます。また事業内容と合わせて、「この職場で学べる・得られること」も紹介しておくとベストです。

福利厚生

福利厚生や待遇も候補者が特に気になっている部分です。福利厚生の利用率や平均残業時間といったデータがあると、信頼感が増します。

また、競合他社にはない福利厚生・待遇面での魅力があれば堂々と訴求しましょう。

現場の声

リアルな現場の声も記載すべきでしょう。実際に働いている社員の言葉をインタビュー形式で記載することで、自分が入社後に働いている姿がイメージしやすくなります。

社員にインタビューする際は、やりがいや働き方、会社だけでなく、この会社で働いて辛かったことも聞きましょう。記載内容に信憑性・信頼性が出てきます。

【5ステップ】採用パンフレットの作り方は？

パンフレットの制作過程について説明します。大まかな流れは以下の通りです。

それぞれについて詳しく説明します。

STEP 1：目的とターゲットを明確にする

まず、「誰に何を伝えるためのパンフレットなのか」を整理します。新卒採用か中途採用か、どの職種かによって内容やトーンは変わります。求める人物像を具体化し、その人たちが知りたい情報を洗い出しましょう。

STEP 2：掲載する内容を決める

企業理念、代表メッセージ、事業内容、社員インタビュー、福利厚生、キャリアパスなど、必要な情報をリストアップします。候補者目線で「応募前に知りたいこと」を中心に選定し、情報過多にならないよう優先順位をつけます。

STEP 3：構成とデザインを設計する

決めた内容を、どの順番・ページで見せるか構成を組み立てます。デザインは企業のブランドイメージに合わせて作成。写真や図を効果的に使い、視覚的に伝わりやすくするのがポイントです。

STEP 4：原稿作成と制作を進める

各ページの文章を作成し、デザインと組み合わせて制作を進めます。専門用語は避け、分かりやすい表現を心がけましょう。社員の声や現場写真などリアルな要素を盛り込むと、より魅力が伝わります。

STEP 5：確認・改善を行い完成させる

完成前に関係者（採用担当、現場社員、経営層など）で内容を確認します。誤字脱字だけでなく、伝えたいことが的確に伝わっているか、ターゲットに響く内容になっているかを見直し、必要に応じて改善します。

採用パンフレット制作を外注する場合の選び方

採用パンフレットは自社内で制作するだけでなく、デザイン会社や制作会社に外注することで、より高品質で効果的なものを作成できます。ここでは、外注先の選び方や発注時の注意点を解説します。

実績・専門性を確認する

外注先を選ぶ際は、採用パンフレットや採用広報物の制作実績があるか確認しましょう。
単なるパンフレット制作ではなく、採用領域に特化した実績がある会社は、求職者目線で響く表現・デザインを提案してくれます。

コミュニケーション・提案力を重視する

パンフレット制作は、ただの「デザイン外注」ではなく、一緒に内容を作り上げる共同作業です。
打ち合わせの段階で以下の点を見極めましょう。

見積もり内容を細かく確認する

外注費用は会社によって幅があります。予算オーバーを防ぐためにも、見積もり内容は細かく確認しましょう。

発注前に目的・ターゲットを整理する

外注に依頼する前に、自社内で「何を目的に、誰向けに作るのか」を整理しておくと、打ち合わせや制作がスムーズに進みます。
目的やターゲットが曖昧なままだと、デザインや構成の方向性がぶれ、余計な修正コストがかかることがあります。

採用パンフレット作りのポイント4つ

採用パンフレット作りのポイントを4つ解説します。

それぞれについて詳しく説明します。

見た目のデザインにこだわる

パンフレットの第一印象はデザインで決まります。表紙は特に重要で、「開いてみたい」と思わせる工夫が必要です。中身も自社のブランドや採用戦略に合うデザインを心がけましょう。

写真を多用する

写真は雰囲気や魅力を直感的に伝える力があります。文字だけでは伝わりにくい職場の空気感や人の様子は写真でカバーしましょう。和やかさを見せたいなら談笑シーン、環境を見せたいならオフィス写真など、目的を決めて撮影を。

候補者が求めている事柄を記載する

企業が伝えたい情報ではなく、候補者が知りたい情報を優先しましょう。逆質問やアンケートを通じて候補者の関心をリサーチし、それに基づいた内容を盛り込むことが大切です。

社内アンケートやデータも読まれる

客観的なデータ（社内アンケート、社員満足度、男女比、平均残業時間など）は応募者に信頼感を与えます。企業側の都合ではなく、応募者視点の情報を用意しましょう。

採用パンフレット作成時に注意すべきこと8つ

採用パンフレットは、求職者に対して企業の魅力を伝える重要なツールです。そのため、単に情報を羅列するだけではなく、ターゲット層の興味を引き付ける工夫や、視覚的に分かりやすい構成が求められます。以下に、作成時に注意すべきポイントをまとめました。

それぞれについて詳しく解説します。

情報の古さに注意する

古い情報が含まれると、求職者に「更新が行き届いていない会社」という印象を与えかねません。

長すぎる文章を避ける

読むのが負担になるほど長い文章は敬遠される可能性があります。

多すぎる専門用語を避ける

会社特有の専門用語や略語が多いと、求職者に内容が伝わりにくくなります。

パンフレットの配布方法を考慮する

紙媒体とデジタル媒体では、内容やデザインに求められるポイントが異なります。

作り込みすぎに注意する

過剰なデザインや情報量でパンフレットが散漫にならないように注意。

ターゲット層の広すぎに注意する

すべての求職者に訴求しようとすると、内容がぼやけてしまいます。

配布タイミングと状況に注意する

適切なタイミングで配布しなければ、パンフレットの効果が半減します。

チーム間の連携不足に注意する

人事、デザイン担当、現場社員の間で連携が取れていないと、一貫性のない内容になりがちです。

採用パンフレットの内容についてよくある質問(FAQ)

最後に、採用パンフレットの内容についてよくある質問をまとめました。

採用パンフレットの適切なページ数・形式は？

目安は8〜16ページ程度で、紙媒体だけでなくPDFやデジタルブック形式での併用が増えています。

企業理念や代表メッセージ、沿革は掲載すべき？

応募者が企業理解を深めるために重要です。理念や代表メッセージは簡潔に、沿革は主要トピックに絞ると効果的です。

待遇（福利厚生・働き方・給与）はどこまで具体的に載せるべき？

基本給や手当の例、福利厚生制度の概要、柔軟な働き方の事例など、応募者が働くイメージを持てる程度に具体化しましょう。

社員インタビューや1日の流れなど、リアルな情報は効果的？

非常に効果的です。実際の働き方や社風が伝わることで、応募者の共感や入社後のギャップ防止につながります。

中小企業と大企業、それぞれに合った訴求ポイントや作り方の違いは？

中小企業は裁量や成長機会、大企業は安定性や制度の充実を強調するなど、自社ならではの強みを前面に出すことが重要です。

まとめ

採用パンフレットを制作することで、企業の魅力を求職者に伝えて志望度を高めることにつながります。パンフレット制作の際は、いつどのように活用するのかを決めておき、ブランディング視点を持って戦略的に進めていくことが重要です。

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